ベトナムのオンラインゲーム市場は急速に成長し、2012年における国内の市場規模は2.5億ドルとなり、2007年の5,500万ドルの4.5倍と大きく成長を遂げている(この数字は公式にリリースされたゲーム自体の売上に限ったものであり、ライセンス未取得のゲームは含まない)。
ベトナムでは現在複数人で遊ぶことができるオンラインゲームが人気を集めており、ゲーム市場全体の売上の大半を占めている。情報通信省によると、2013年7月時点でベトナムには2,000万人のPCオンラインゲームプレーヤーがおり、76タイトルが運営されているが、そのうち63タイトルは海外からの輸入製品である。全体の約6割が中国製品であり、ベトナム、韓国、米国、日本と続くが、日本製のゲームはわずか2本のみであり、シェアは小さい。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
2013年、蒸留酒・醸造酒類の売上は合計約5億ドルに達し、2005年と比べて1.8倍に大きく増加した。それぞれ内訳を見ると、蒸留酒のうちウォッカが半分以上を占め、醸造酒類では葡萄ワインが60%以上を占めている。
蒸留酒は主に中国、香港、シンガポールから輸入されており、醸造酒類については歴史的に高い競争力を持つフランスとイタリアが多かったが、近年では米国、チリなどの新興市場からの輸入量が徐々に増加している。酒類の日本からの輸入額は2005年の30万ドルから2013年には270万ドル(年平均成長率39%)に達しており、日本の酒の人気は年々高まっているが、市場に占める割合は小さい。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
日本料理店がベトナムで人気を集めている。店舗数は2011年150であったが、2013年には400(ハノイ150、ホーチミン250)を超えている。2014年にJETROがホーチミンで行ったアンケート調査では、市民500人のうち9割が過去に日本食品を購入、あるいは日本料理店を利用したことがあると答え、最も好きな外国料理として韓国料理(14%)、中国料理(23%)を抑え、日本料理(38%)が挙げられた。
日本料理店が人気を集めているが、日本食品の需要はどうか。2013年の農林水産物の輸入額は193.6億円であり、魚介類が99%を占め、果実・野菜類、肉類は小さい。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
人口9,000万人、所有バイク台数は3,700万台、ベトナムはバイク産業の巨大市場だ。人口が大都市に集中し、道幅も狭く、公共交通機関も十分整っていないベトナムにおいて、バイクは手放せないツールである。市場の2大プレーヤーはホンダとヤマハであり、2013年90%以上のシェアを占めている。各社の売上はホンダが18.7億ドル、ヤマハが7.5億ドルであった。2013年、2社の年間生産可能台数を合計すると、年間350万台以上となっている。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ベトナムソフトウェア業界は、多くの課題を抱えながらも成長を続けている。2008年の市場規模6.8億ドルからCAGR(年平均成長率)10%以上で拡大してきたが、2012年には政府予算削減についての決議11号(特にITプロセスを複雑化するDecree102号)、不況による民間投資低下、などにより国内市場が転機を迎えた。輸出(正しくはオフショア市場)は急拡大し、合計市場規模は12.1億ドル、前年比3.1%増となった。
続きは、以下をご参照ください。
ASEAN経済通信「よむベトナムトレンド」
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
若年層中心に西洋文化が広まるにつれ、チョコレート菓子(以下、チョコ)市場も成長している。バレンタイン、クリスマス、結婚、新年に恋人や友達への贈り物として人気だ。高い成長率は、特に若い消費者の間で間食としてチョコを消費する習慣が増えてきたことに支えられている。2012年、小売販売額は5,110万ドルであり、販売量は3,400トンでいずれも2007年の約2倍である。2017年までにCAGR(年平均成長率)6.2%で6,300万ドルに達すると予想されている。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ベトナムのソフトドリンク市場は拡大が続いている日用品(FMCG)市場の中でも、最も力強く成長を続けている。2012年、前年比6.4 %増である19億ℓが消費され、総売上は概算で33億ドルであった。
同市場は、着実かつ急速に拡大を続ける市場と期待されている。BMIのレポートでは、売上量ベースの成長率は2011年から2017年で平均6%以上、2010年から2017年までの売上ベースの成長率は平均14.2%になると予想されている。この数字はASEAN6か国で比較すると、2番目に高いインドネシア(8.8%)よりもはるかに高い。また、ソフトドリンクの1人当たりの年間消費量は、2010年の約19ℓから 2013年には年間23ℓに達する見込みである。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ベトナムにおけるプラスチック産業は市場規模、CAGR(年平均成長率)15~20%で急成長している。国内消費量は2009年の245万トンから、2011年には15%増の281万トンとなった。また、2013年初10か月の輸出額も14.8億ドルで13.2%増であった。2011年の主要輸出国は日本(26%)、アメリカ(11%)であり、これらの先進国に対する輸出は、ある程度品質の高いプラスチック製品を生産できるようになったことを意味する。ところが、輸入額は21.2億ドルで前年同期比23.2%増となり、輸出を大きく上回って伸びている。2012年には輸出額は15.9億ドル、輸入額は21億ドルであったことから輸入超過状況は悪化している。主要輸入国は日本(29%)、中国(25%)であった。輸出入ともに日本は最大取引国である。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ベトナム政府観光局によると、2013年1月から9月までのベトナムへの外国人旅行者は、前年同期比13.1%増の約549万人であった。ベトナムの観光産業の成長は、ホテル市場にも大きく影響を及ぼしている。
外国人旅行者の増加により、高級ホテルや良質なサービスに対する需要が高まっている。観光、文化、経済の中心であるハノイ、ホーチミン、ダナンが旅行者の主な目的地であり、そのため、これらの都市は高級ホテルの開発地域にもなっている。2012年第3四半期において、この3都市の3つ星、4つ星、5つ星ホテルの平均稼働率は、それぞれ51.4%、53.9%、58.1%であり、平均客室単価はそれぞれ約36ドル、66ドル、108ドルであったが、近年、この3都市を中心にホテル事業への参入が増えている。理由は宿泊ニーズの高まりだけではない。2009年のリーマンショック以降、ベトナムではホテルを含む不動産価格の低下が続いている。不動産を所有するベトナム人投資家は債権を手放したがり、対照的に、外国人投資家にとっては絶好の投資機会となった。安価な労働力、需要の増加、不動産価格の低下がベトナムホテル市場に活気を与えている。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ビールは世界的に最も好まれるアルコール飲料である。ベトナムも例外ではなく、ビールはアルコール市場の約97%の売り上げを占める巨大市場となっている。2012年にベトナム人は7,700億円(1ドル=100円換算)をビールの消費に使い、30億ℓを消費したと見積もられている。
ベトナム人のビール好きは他国との比較でも顕著で、アジアの中でビール消費量は中国、日本に次いで第3位である。また、Business Monitor Internationalによると、ベトナムのビール市場は2012~2017年にかけて量ベースで年間8%、金額ベースで年間13%の成長が予想されている。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」