Statista社のデータによると、ベトナムの化粧品市場規模はASEAN地域で第6位となる。2019年の売上高はスキンケア用品で3億4,100万ドル、メイクアップ用品で1億200万ドルとなり、また、CAGR(年平均成長率)は2023年まで、各2.9%、6.1%と予測されている。牽引要因は、急速な経済成長を背景とした中流層(1日当たり15ドル以上の支出が可能な層)の増加にあり、世界銀行によれば、2026年までに約3,120万人に達すると予測されており、化粧品市場は今後も成長が見込まれる。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
経済成長著しいベトナムでは、特に若い女性の間で美容意識が高まりつつある。第一に、女性は化粧をするのが良いという風潮が広まっている。ベトナムへの化粧品の輸入量・額は年々増加しており、市場拡大の傾向が観察できる。
現地メディアVietNamNewsによると、国内で販売されている化粧品の90%は輸入製品であるという。輸入元国は、タイ、韓国、米国、フランス、日本の順に多く、これら上位5か国で総輸入額の80%近くを占める(2014年)。特記すべきは韓国ブランドの強い影響力である。ベトナムは東南アジアの中でも早くから韓国製ドラマが流行したこともあり、韓国文化が一定の支持を得ていて、美意識の面で憧れを抱く若者も少なくない。欧米や日本の化粧品ブランドと比較して韓国製品は安価であることも、若い女性の人気を集める一因となっている。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
ベトナムの化粧品市場は成長初期であり、男性用も同様で、特にスキンケア商品のニーズ拡大が期待されている。ASEANの化粧品市場シェアはタイ30%、インドネシア23%、フィリピン21%、シンガポール7%。ベトナムは5%となったが、年間消費額はタイの1人当たり20ドルと比較して4ドルと小さい。2014年、国内市場のうち男性用は全体の10数%、さらにスキンケア商品で絞ると2~3%程度の700万ドルで、その輸入額は190万ドル程度だが、輸入品の小売価格は倍増する傾向があるため、存在感は大きい。
続きは、以下をご参照ください。
SankeiBiz「よむベトナムトレンド」