2019年末、中国・武漢市で最初の症例が確認されて以降、コロナウイルス(COVID-19)は世界中の人々の日常生活や社会経済活動に多大な影響を与えてきました。中国に隣接するベトナムは人口密度が高い一方で医療制度に脆弱性があり、WHOが「パンデミック」と宣言した流行の拡大に戦々恐々としてきました。
このような中、「B&Company Vietnam」は当社オンライン調査プラットフォーム「Bean Survey(www.beansurvey.vn)」を用いて、この流行に対してベトナム人がどう反応しているかを把握することを目的とした調査を2回実施してきました。調査結果は政策決定者、企業、感染症流行に対する社会の反応について知りたい方々の参考になると考えています。
1回目の調査は2月前半(2/8~10)に実施しました。1/23の1件目から2/13の16件目の感染確認までで流行が一旦収束しましたがその直前となり、初期対応が効果を上げながらもまだ先が見えなかった時期でした。調査結果の「速報版」を弊社サイトに掲載しています。
2回目の調査は4月後半(4/18~21)に実施しました。3週間新たな感染者が出ていませんでしたが3/6に17件目を確認、帰国者によって新たな病原が持ち込まれたことで感染が急速に拡大しました。その後1か月で感染者は200人を超え、諸外国のようなロックダウンは行われなかったものの、全国的な飲食店閉店や交通機関の停止、数万人の隔離など強い社会的措置を経て再び収束に向かい始めた時期です。国民感情は落ち着いてきた面のある一方、生活・生計への影響は深刻さを増していることが確認できました。
5月に入り、ベトナムでの新型コロナウイルスの流行は再び収束し、市中感染の新規報告は4月16日の268人目で止まりました。広く経済活動も再開されていますが影響は続いています。弊社では今後も状況に応じて追加調査を行っていく予定であり、読者諸氏には調査・分析内容についてご意見をお寄せいただけますと幸いです。
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数か月にわたり、ベトナムでもコロナウイルスが不動のトップニュースとなっている。今回はやや遡るが、弊社で2月上旬に行った緊急調査(オンラインで全国約180名が回答)を紹介する。当時強い危機感を持っていたベトナムでは、2月初めの旧正月休暇明けに際しての学校再開2週間延長、中国からの入国制限など、強い措置をとったところであった。コロナウイルスの危険度を聞いたところ、2009年の新型インフルエンザ以上と考える人が50%に達し、ベトナムで大きな被害を出し、人々の記憶に残るSARSと同程度と考える人も61%と大勢を占めた。市民から見た警戒レベルが高かったことが分かる。
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SankeiBiz「よむベトナムトレンド」
新型コロナウイルスの影響で、今後開催予定の見本市・展示会情報に変更がありました。
見本市・展示会に関する詳細情報は、各主催者へ直接お問い合わせください。掲載の情報は主催者により変更、延期、中止される場合があります。
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B&Company株式会社、およびB&Company Vietnam Co., Ltd.(当社ベトナム法人)は、ベトナム政府の方針に従い、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、従業員およびその家族の皆さまの安全確保として、3月23日(月)から原則テレワーク、または在宅勤務とすることを決定しました。適用期間の終了については、政府機関からのアナウンスや世の中の情勢などを鑑み、今後判断する予定でございます。また、全業務は通常通り継続し、社内外のミーティングは原則オンラインで実施するようにいたします。
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中国・武漢でCOVID-19の最初の症例が発覚してからわずか2か月で、世界中の人々の生活に混乱をきたしている。COVID-19のメカニズムは完全には解明されていないため、流行がいつまで続くのか分からず、また結果として生じる経済損失の範囲を想定するのは難しい。
世界の工場と呼ばれる中国で発生したため、部品、製品ともに生産が減少し、世界中の企業が危機に陥っている。SARSの発生した2003年と比較して、世界経済における中国の役割は大きく増し、オーストラリア国立大学の経済学者Warwick McKibbin教授によると、世界的な経済損失は最大1,600億ドルと推定されている。
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2019年末、中国・武漢市で最初の症例が確認されて以降、コロナウイルス(COVID-19)は、世界中の人々の日常生活や社会経済活動に多くの面で影響を与えてきました。中国に隣接するベトナムは人口密度が高い一方で医療制度に脆弱性があり、WHOが「パンデミック」と宣言した流行の拡大に戦々恐々としています。
このような中、「B&Company Vietnam」は当社オンライン調査プラットフォーム「Bean Survey(www.beansurvey.vn)」を用いて、この流行に対してベトナム人がどう反応しているかを把握するための緊急の調査を行いました。調査結果は政策決定者、企業、感染症流行に対する社会の反応について知りたい方々の参考になると考えています。3日間の簡易的調査の限界はあるものの、ベトナム人の思考・行動の分析経験を踏まえて解釈した結果は、調査内容について全体像を示すものであり、急ぎ現状を把握する用に足りると思われます。
今後も状況変化に応じて追加調査を行っていく予定であり、読者諸氏には調査・分析内容についてご意見をお寄せいただけますと幸いです。
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