Q:コムルウ(Com Ruou)とはどのような発酵食品か?
A:コムルウ(Com Ruou)はベトナムの伝統的な発酵食品。発酵させたもち米を団子状にしたもの。
コム(Cơm)はベトナムのもち米を意味し、ルウ(rượu)はアルコールを意味する。穀物を発酵させた際の芳醇な香りに満ちている。
「端午の節句(テットドアンゴ)」に食べるコムルウ
風習として、毎年旧暦5月5日の「端午の節句(テットドアンゴ)」にコムルウを食べる。最近では、端午の節句だけではなく、デザートとして、スナック(露店販売)として親しまれている。
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Haccola「発酵通信inベトナム」
Q:ネムチュアはどんな食べ物ですか?
A:「ネムチュア」(北部での呼び方)あるいは「ネム」(中部、南部での呼び方)は、豚肉を使ったベトナムの発酵食品です。豚肉に香辛料、炒った米粉を加えたもので、酸味が特徴です。
「ネムチュア」の作り方は、比較的シンプルです。発酵食品ですが、手早く作ることができ、数日しかかかりません。材料は、豚肉、豚皮、炒った米粉(米を黄色くなるまで炒って、すり潰したもの)、ニンニク、チリ、砂糖、塩、コショウ、魚醤など。まず、豚皮の表面をきれいに剃り、洗って鍋に入れ、火にかけます。茹であがったら、匂いを取るために少量のウィスキーを加え、再度、熱いお湯の中に入れます。その後、水切りして2〜3cm幅に切ります。次に豚肉は挽き肉にして、炒った米粉、塩、コショウ、砂糖、コショウなどの調味料と、細切りにした豚皮を加えて混ぜます。それをまず薄い葉(グアバ、いちじくなど)で巻き、さらにバナナの葉で巻きます。3〜5日間、涼しい場所で発酵させると、食べられるようになります。ネムチュアは地域ごとにさまざまな特徴があり、その違いは名前で区別できます。名前は通常、地名に由来しています。
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Q:ベトナムの熟鮓「マム・カー」とはどんな発酵食品なのですか?
A:「マム・カー」は魚を塩漬けにした後、炒った米の粉を加えてカメに入れ、発酵させたものです。
日本の熟鮓は、ベトナムの「マム・カー(Mam ca)」に似ています。「マム・カー」は、魚を塩漬けにした後、炒った米の粉を加えてカメに入れ、発酵させたものです。ウイスキーを香り付けや発酵を早めるために加えることもあります。魚は淡水魚でも海水魚でも構いません。よく使われるのは、かたくちいわし、雷魚、鯉などです。「マム・カー」の作り方は、2段階に分かれています。
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Haccola「発酵通信 in ベトナム」
Q:ニョク・チャムとはどんな調味料なのですか?
A:魚醤(ニョク・マム)ベースと、大豆ベースと2種類ある、ベトナム料理には欠かせない調味料です。
ベトナムでは料理に合わせられる調味料は、液体か半液体(ドロッとしてもの)で、風味や香りを加えるために用います。ベトナム料理には欠かせません。調味料は「ニョク・チャム(万能つけたれ)」と「ニョム・マム(魚醤)」に分けられます。ニョク・チャムは、さらに2種類に分けることができます。
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Q:ニョク・マムとはどんな調味料なのですか?
A:ニョク・マムは、魚に塩を加えて発酵させた、塩味で魚の風味がする半透明の液体
ニョク・マムは、魚に塩を加えて発酵させたもの。塩味で魚の風味がする半透明の液体です。伝統的なニョク・マムは、2つの材料で作られます。魚と塩です。魚は新鮮であれば、1匹丸ごとでも、切り身でもどちらでも構いません。魚は、イワシ、アジ、ニシン、サバなどさまざまなです。今では、工場でつくられたニョク・マムが一般的になっています。伝統的なニョク・マムの作り方は、以下の通りです。
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